2005年1月28日
早朝、ものすごく大きな爆弾の音が3発聞こえた。米軍が警備に
あたっていたにもかかわらず、3つの学校が戦闘員によって破壊された。
人々は、恐らくこれらの学校が投票所になるから爆破されたのだろうと
言っていた。ヒドイ。生徒たちにとっては最悪だ……。学校は子どもたち
のためにあるのに……。
午前11時、米軍と戦闘員との間で戦闘が再びはじまった。米軍の
狙撃兵は何人も殺した。この戦闘がどんな結果をもたらしたかなんて
誰にもわからなかった。米兵はスピーカを使って人々に選挙の時間を告げ、
投票の仕方を説明していたが、誰も選挙のことを気にしていなかった。
誰もが自分の家族の命のことを心配していた。
僕はこの選挙が真実であることを望む。そして、今ある選択肢を選ぶの
ではなくて、僕たちに必要なものを選べる選挙であることを望むのだ。
これでラマディの学校はトータル3校もなくなってしまった。それに
してもどうやって戦闘員たちは学校を次々と爆破することができたの
だろう?狙撃兵と米兵がラマディのいたる所にいるというのに……。
電気もなければ水もない。家族のために買い物にも行けなくなって
しまった。すべての道路は封鎖され危険になった。僕たちは馴染みの
ある自分たちの町に住んでいるのだろうか?それとも、米軍の監獄の
中に入れられているのだろうか?